岩下 啓亮
3 min readAug 15, 2019

Mediumの今さらながらの活用法

まずは、この記事を読んでみてほしい。

あいちトリエンナーレ2009「表現の不自由展・その後」について、芸術監督を務める津田大介氏が、お詫びと報告をしたためている。

①内容は読んでもらうこととして。ぼくが興味深かった点は、津田氏が今回の緊急報告に、Mediumという(最近あまりかえりみられなくなった)「書く」に特化したSNSを選んだことである。

②私見だが、ともすれば挫けそうになる文章の入力作業に、Medium はいちばんストレスフリーなウェブアプリケーションだと思う。最近あまり使っていないけども、これを機に見直してみようかな。

③と、呑気な感想を述べたが、肝心の報告は具体的で・時系列に沿った・真摯なものである。芸術監督という立場の津田大介氏がいかに各方面に働きかけ、調整したか。腐心の様子が過不足なく記されている。騒動の説明責任を問う向きは、先ずは当事者からの発信に目を通したほうがいい。批判は、それからだ。

この①〜③の短文は、つい先ほどツイッターに投稿したものである。これを単にコピー&ペーストしたたけだ。が、こうしてMediumのフォームに注ぎこむことによって、テキストは「つぶやき」から離れて、思考の繋留を視覚的に把握できる。

書きながら、す早く、編集できるのだ。

私はツイッターの他にもはてなブログを使っているが、あれに文章を書いて編集するのは、なかなか骨のおれる作業だ。途中で嫌になり、中断してしまう。

ところが、Mediumで、そのようなストレスをあまり感じない。なんなら途中でやめてしまってもいい、後日、書き加えればいいや、と気軽な気持ちで書き飛ばせる。これは、非常に助かる。

たぶん津田氏は、忙しい最中をぬって、事の顛末を、少しずつ記録して行ったのだろう。書きながら躊躇したり、悔やんだり、手控えたりと、いろんな思念が脳裏を過っただろう。しかし、世間は厳しいものだ。当事者として、経過報告を早くリリースしなければならない。事実に沿って、しかも、自分の心境を正直に表さなくてはならない。

そのためには、Mediumのそっけないほどの簡素な仕様が最適だったのだろうな。

最初にも記したように、私は長くMediumから離れていた。が、もう一度、使ってみようと思う。今、15分ほどでここまでを書いた。これほどすらすらと書けるツールは、Medium以外なかなか見当たらないから、ね。 鰯 (Sardine) 2019/08/16

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Written by 岩下 啓亮

鰯です。熊本在住。イワシ(Sardine)とお呼びください。Mediumを日本語と英語の練習帖として活用しようと思う。Medium以外では、こちらを回遊しています。Twitter → @iwashi_dokuhaku はてなブログ『鰯の独白』→ kp4323w3255b5t267.hatenablog.com

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