2つの“行政”広報誌
今日(10/24)ポストに入っていた「市政だより」。女子ハンドボール世界選手権大会が熊本で開催されるのは結構なことだが、何故HKT48? まったく関係ないじゃないか。写真の女性には申しわけないが、市の広報としてはどうかと思うな、ぼくは。
とツイッターに投稿したら、少なくない批判を浴びた。田中美久さんは熊本出身で、しっかりした主張を持っている女性だと擁護する意見もあった。
しかし、私は行政が芸能人を多く起用すること自体、おかしな現象だと思う。観光大使だの一日署長だの、芸能界と持ちつ持たれつの関係になってしまうのは、公的機関の原則である公正公平から逸脱してしまうのではないかと懸念もする。
とくに熊本市はその傾向が甚だしい。ちょっと軽薄すぎるんじゃないの? とあたまの固い私なんか思ってしまう。
熊本地震の被災地として、復興をアピールすること自体を悪いとはいわない。が、仮設住宅の問題一つをとっても、楽しく明るくばかりではすまないこともある。政令指定都市として他の市町村よりも動く予算は莫大だろうが、日ごろ口ぐせのように「予算が足りない」とのたまう熊本市、はたして正常に機能しているんだろうかと住民として不安にもなる。
いちおう比較対象として、熊本県の広報誌『県からのたより』も貼っておこう。どちらが“地方自治体”の広報にふさわしいか、判断していただきたく思う。
私的には蒲島知事の“キャラ化”もどうかと思うがね。 鰯 (Sardine) 2019/10/26
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追記:京都新聞 2019/10/28付の記事
<市市長公室は「普段は市の情報が届かない若者らにタレントの発信力で伝えることが主眼で、盛り上げ隊としての活動の一つ」としている。>そうで、問題ナシの構えを示しているが、こういった行政と芸能界との「癒着」ともとれる関係は、看過できない問題だと私は思う。2019/10/29